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令和元年台風19号により被災された皆様に衷心よりお見舞い申し上げます。

被災された皆様の安全と安心が一日でも早く確保されますことを、念願いたしますとともに、札幌組においても災害支援に努めて参ります。

浄土真宗本願寺派 北海道教区 札幌組組長 石堂了正

今月の法話 2019年11月

親の小言 今となっては宝物

 これからの季節は今の時期、庭先に沢山の落ち葉が落ちる季節です。毎日いくら掃いても次から次へとまた落ち葉が落ちてきます。子育てしていると毎日我が子の名前を何度も呼びます。朝なら「○○、早くご飯を食べなさい。」「○○、車に気をつけて学校に行ってらっしゃい」、学校を終えて家に帰ってきたら「○○、宿題やりなさい」「○○、歯を磨きなさい」。数えきれないくらい我が子の名前を呼びかけています。子どもは何かに夢中になっている時、眠そうにしている時はなかなか親の呼びかけに気づきません。親は寝ている我が子にも「○○、大きくなったね」など絶えず呼びかけています。
 大人になった今の私にも親以上に私の名前を呼び続け、私のことを心配して下さっておられるお方がおられます。そのお方は阿弥陀様(南無阿弥陀仏)です。私が欲や怒りで無我夢中になっているときでも阿弥陀様は、親が寝ている我が子に呼びかけるように常に呼びかけて下さっています。私が落ち込んでいる時も「一人じゃないよ、いつも一緒だよ」と常に呼び続けて下さっています。私が嬉しい時には阿弥陀様も喜んで下さっています。「大丈夫!安心して!」と親以上に私のことを心配し、見守り続けて下さる阿弥陀様がおられるから、私達は無常の世の中を力強く前に進むことができるのです。
「煩悩にまなこさへられて
 摂取の光明みざれども
 大悲ものうきことなくて
 つねにわが身をてらすなり」
     『高僧和讃』

 私たちはこの時期の落ち葉のように次から次へと煩悩を湧き起こしながら生きています。煩悩によって阿弥陀様のはたらきになかなか気づくことができませんが、阿弥陀様はけっして私たちを見捨てることなく絶えず見守り続け、呼びかけ続けて下さっているのです。
 お浄土に往かれた懐かしい方々を思い出した時、声に出して、また心の中で「南無阿弥陀仏」と称えてみてください。お念仏申すその私の中に仏様となられた懐かしい方々のはたらきに「いつでも・どこでも・どんなときでも」触れることができます。

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