お見舞い

この度の九州南部を襲った豪雨災害に際しまして、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げると共に、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。 被災された皆さまには、ご心労絶え間なくおられることと思いますが、一日でも早く元の生活を取り戻せるようになることを念じております。

浄土真宗本願寺派札幌組

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新型コロナウイルス感染症により多くのお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げます。また、罹患されている皆さまに心よりお見舞い申しあげます。そして高い感染リスクにさらされながらも、日夜、懸命に治療・対策にあたられている医師や看護師をはじめ医療に従事されている多くの方々に深く敬意と感謝を申し上げます。

札幌組は、全国的な緊急事態宣言を受け、感染拡大防止のため行事等縮小の対策を講じることとなりました。門信徒を含め多くの皆さまにはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申しあげます。

なお、各寺院の詳細な対応につきましては、それぞれの寺院にお問い合わせくださいますよう、お願い申しあげます。

                         

札幌組組長 石堂了正

今月の法話 2020年8月

出遇いに 育てられ 別れに 深められる人生

 お盆を迎え、多くの人は亡くなっていかれた方々との思い出を懐かしんでおられます。仏教の教えの中には、愛するものと別れなければならない苦しみ、「愛別離苦」という言葉があります。どれだけ愛していても、いつかその愛おしい人と必ず別れるという逃れられない現実が私たちにはあります。そんな厳しい現実を歩まねばならない私たちに対して阿弥陀様はお浄土という世界を建立して下さり、亡くなられた方々とまた会える世界をご用意して下さいました。私たちは阿弥陀仏のみ教えを疑いなく聴聞し、ご信心をいただくことによって命終えてもそれで終わらない浄土への人生がひらけるのです。懐かしい方々とまた会える世界があるからこそ、厳しい世界を力強く毎日を歩んでいくことができます。
 ドイツ・ロマン主義の抒情詩人であるノヴァーリス(1772年~1801年)は「すべての見えるものは見えないものにさわっている。すべての聴こえるものは聴こえないものにさわっている。およそ考えられることは考えられないことにさわっているのだろう」と言っています。
 お浄土に往き生まれて仏様となっていかれた懐かしい方々は、大いなる慈しみの心で私たちを真実の世界に導こうとはたらき続けて下さっています。「必ず救う、われにまかせよ」「あなたは一人じゃない」「また会おうね」とお浄土から私たちにいつも呼びかけて下さっています。仏様のはたらきは凡夫の目で見たり耳で聞いたり、直接触れたりすることはできませんが、私たちは仏様となっていかれた懐かしい方々からの願いに支えられながら、たった一度しかない人生を歩んでいます。
 童話で有名なアンデルセンは「人は悲しみを知ると本当の幸福がわかるようになり、自分にもほかの人にも優しくすることができるのです」と言っています。大切な方のご往生という悲しみを縁として、阿弥陀仏の本願の救いに出遇い、また会える世界が念仏申す私たちに用意されています。

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