今月の法話 平成29年8月

偲ぶ面影の中に 新たな出遇いを 感じる

お盆の時期を迎えました。大切なご先祖のことを偲びながらお仏壇の阿弥陀様に手を合わせたり、お墓や納骨堂にお参りに行かれる方も多いと思います。始まりがわからないほど遠い昔のご先祖の方々からの命のタスキをいただき、いま私は人生を歩んでいます。その私の命にもいつか必ず終わりがやってきます。終わりのある命をいま私は生きています。いつまでも続くと思っている私に「命はいつか必ず終わるのだよ!」とお浄土に往生された私たちのご先祖の方々は教えて下さっています。限りある命であるからこそ、命は輝きを増します。

お浄土に往生され仏様となられた懐かしい方々は、いま私がとなえる「南無阿弥陀仏」という言葉の仏様となって私の人生をお浄土から支え続けて下さっています。喜びや楽しみだけでなく、苦しみや悩み・悲しみの多い人生をご先祖の方々はお浄土への導き手となって私を励まし伴走し続けて下さっています。私たちもこの命を終えたらお浄土に往生し、そして他の命を救う仏となるのです。ご先祖の方々と私はいつも「南無阿弥陀仏」でつながっており、死んで終わりではなくすべての命とつながっていく仏様となる人生をいま私は歩んでいます。

合掌

自在の救い
念仏申し浄土へと先だっていかれた方々は、この世界にかえり来て、私たちを念仏の教えに導いてくださっている。
親鸞聖人は仰せになる。
安楽浄土にいたるひと 五濁悪世にかへりては
釈迦牟尼仏のごとくにて 利益衆生はきはもなし

浄土で仏となった方は、大いなる慈悲の心をおこして、迷いのなかで苦しむすべてのものを救いたいとはたらき続ける。さまざまな縁を通して私達を仏前に誘い、仏法聴聞を勧めてくださっている。そのはたらきは、自在であり限りがない。

私たちは、多くの先人たちの導きによって、同じように浄土への道を歩ませていただく。この道は、凡夫が浄土で仏となり、自在の救いを行うことができる尊い道である。
『拝読 浄土真宗のみ教え』


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