今月の法話 平成29年2月

「煩悩にまみれた私」と「胸をはる私」

第25代ご門主専如上人の伝灯奉告法要が、昨年の秋に引き続き3月7日から本願寺で勤まります。伝灯奉告法要とは、仏祖の御前にご門主のお代替わりを仏祖の御前に奉告する法要です。専如上人は昨年10月1日にご親教され「念仏者の生き方」をお示し下さいました。その中の一部を掲載いたします。


私たちは阿弥陀如来のご本願を聞かせていただくことで、自分本位にしか生きられない無明の存在であることに気づかされ、できる限り身を慎(つつし)み、言葉を慎んで、少しずつでも煩悩を克服する生き方へとつくり変えられていくのです。それは例えば、自分自身のあり方としては、欲を少なくして足ることを知る『少欲知足(しょうよくちそく)』であり、他者に対しては、穏やかな顔と優しい言葉で接する『和顔愛語(わげんあいご)』という生き方です。たとえ、それらが仏さまの真似事(まねごと)といわれようとも、ありのままの真実に教え導かれて、そのように志して生きる人間に育てられるのです。このことを親鸞聖人は門弟に宛てたお手紙で、『(あなた方は)今、すべての人びとを救おうという阿弥陀如来のご本願のお心をお聞きし、愚かなる無明の酔いも次第にさめ、むさぼり・いかり・おろかさという三つの毒も少しずつ好まぬようになり、阿弥陀仏の薬をつねに好む身となっておられるのです』とお示しになられています。たいへん重いご教示です。」(本願寺ホームページに掲載)


「煩悩にまみれた私」と「胸をはる私」。お寺でのお聴聞によってそんな私が恥ずかしいという生き方へとつくり変えられていくのです。

合掌


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