今月の法話 平成28年12月

すべてを見通すあみださま かくしてすごすこの私

今年も残すところあと僅かとなりました。皆さんにとって今年一年はどんな年だったでしょうか?

毎年、京都の清水寺で12月中旬になると日本漢字能力検定協会から「今年の漢字」が発表されます。今から9年前の平成19年を表す漢字一文字には「偽」という漢字が選ばれました。その年は日本全国で食品の偽装事件が相次ぎました。さらに振り込め詐欺が多発した年でもありました。私たちが生活するこの世の中で、その年を表す漢字に「偽」という文字が選ばれる世界に私たちは暮らしています。

お念仏を喜ばれた懐かしい方々が往き生まれていかれたお浄土という世界はどんな世界でしょうか?「偽」の反対の意味を表す漢字は、【真】【本】ほんもの。真実。【誠】相手のために尽くそうとする、偽りないさま。と反対語対照語辞典に掲載され ています。お浄土とは嘘や偽りのない「真実の世界」です。

「浄土真宗に帰すれども 真実の心はありがたし
       虚仮不実のわが身にて 清浄の心もさらになし」『悲歎述懐讃』

如来に対してどこまでも不真実であるこの私。迷いの世界の真っただ中に生きている私を仏様となられた懐かしい方々はお浄土という真実の世界から「南無阿弥陀仏」となって支え励まし続けて下さっています。真実の世界であるお浄土から私に向けられた阿弥陀仏の願い、懐かしい方から私たちに向けられた思いは、今もそしてこれからも私が浄土に往き生まれるまで続きます。

合掌


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