ある人が、右手に荷物の袋を持って坂道をてくてくと歩いて登り始めました。
その荷物は両手で持つ程までの重さではありません。ですから、最初のうちは楽な気持ちで登って行きました。
ところが、登り始めて暫くすると、その袋の紐が持っている手のひらに食い込んできて、その痛みにとうとう我慢が出来なくなりました。
そこで、苦しいと思ったこの人は荷物を反対の左手に持ち替えました。そして、一言「ああ、楽だ!」とつぶやきながら、また坂道を登り始めました。
しかし、また暫くすると、今度は袋の紐が、楽だったはずの左の手のひらに食い込んできて、痛みに我慢できなくなりました。
そこで、この人はその荷物を反対の手に持ち替えました。そしてまた、一言「ああ、楽だ!」とつぶやいて登り始めました。
ところが、また暫くすると・・・。
 楽を求めながら、その楽が遅かれ早かれ苦しみとなっていく。この繰り返しが私たちの人生の姿でしょう。
楽は苦の始まりであるのに、それを知ることもなく、楽だけを求めては苦を招く。
 そうです。私たちの人生は苦そのものなのです。
それを、楽の時だけを自分の人生と思い、苦の時は、自分の人生ではないと他人のせいにしては、あまりに虚しい生き方です。
阿弥陀仏は、虚しい人生には終わらせないと、苦も自分の人生と、しっかり受け止めて力強く生きる力を与えて下さいます。


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