「設我得仏 十方衆生 至心信楽 欲生我国 乃至十念 若不生者 不取正覚 唯除五逆誹謗正法」(たとひわれ仏を得たらんに、十方の衆生、至心信楽して、わが国に生ぜんと欲ひて、乃至十念せん。もし生ぜずは、正覚を取らじ。ただ五逆と誹謗正法をば除く)

この文は第十八願文とか本願文といわれ、阿弥陀様が衆生救済を誓われて立てられた願です。どのような内容かというと「わたしが仏になるとき、すべての人々が心から信じて、わたしの国に生まれたいと願い、わずか十回でも念仏して、もし生まれることができないようなら、わたしは決してさとりを開きません。ただし、五逆の罪を犯したり、仏の教えを謗るものだけは除かれます」という意味です。

皆さんは阿弥陀様のお姿を真横からご覧になったことがありますか?阿弥陀様のお立ち姿を横から拝見すると少し前のほうに傾いてお立ちになっていることに気がつきます。前傾姿勢でお立ちになっておられるというのは何を意味しているのでしょうか?それは「あらゆる命をもらさずに救いたい」という願いが前傾姿勢に表れているのです。

これから北海道は厳しい冬を迎えます。冬のスポーツにスキージャンプがあります。これからの季節、札幌の大倉山スキージャンプ台ではスキージャンプの競技が行われます。スキージャンプの選手がジャンプ台を飛び立つときの姿を想像してみてください。どの選手も前に大きく傾きながら、少しでも飛距離を伸ばそうとして飛んでいきます。直立したままの姿でジャンプ台を飛び立つ選手は見たことがありません。ジャンプ台を飛び立つときは前傾姿勢をとり、風の抵抗を受けながら少しでも遠くへ飛ぼうとしているのです。

阿弥陀様も前傾姿勢でお立ちになっておられます。それは「あらゆるいのちをもらさず救いたい」という願いが阿弥陀様の前傾姿勢として表れているのです。スキージャンプをご覧になった阿弥陀様の願いを思い出してみてください。


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